日本の東京電力は29日、同社が今年3月から5月にかけて福島第1原子力発電所周辺の半径20キロメートル範囲内で魚介類を採取して調査したところ、放射性セシウム濃度が最大でサンプル1キログラムあたり1880ベクレルに達したと明らかにした。この結果は放射性物質漏れの起こった地区周辺の魚介類体内に含まれる放射性セシウム濃度が依然として高いことを表すものだ。
同社によると、13種類の魚が日本政府規定の1キログラムあたり放射性セシウム濃度100ベクレルという新たな基準を上回っている。濃度が最高なのは2日に採取されたシロメバルで、1キログラムあたり1880ベクレルとなっている。
同社は、海底付近での捕食や沈殿物との接触により、放射性物質が海洋生物の体内に吸収されやすくなっているとしている。
「人民網日本語版」
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