ロシアのプーチン大統領の公式訪中と上海協力機構北京サミットへの出席を前に、ラゾフ駐中国ロシア大使が人民日報の単独インタビューに応じた。
ラゾフ大使は「世界の大国である露中はいかなる同盟や集団も締結せずに、これまでになく緊密かつ平等で、相互信頼・互恵的な包括的・戦略的協力パートナーシップを構築した。こうした関係は両国の現在の利益に合致するのみならず、今後の世々代々の平和的・友好的つきあいのために堅固な基礎も固めつつある。プーチン大統領の訪中はこの共同の取り組みへの重要な貢献となり、露中協力に新たな原動力を与える」と指摘した。
ラゾフ大使は「上海協力機構は現在、新しいタイプの試練や脅威(国際テロ、分離主義、過激派を筆頭とする)への世界の対処努力における先鋒の1つと見なされている。定期演習『平和の使命』は上海協力機構の対テロ能力を的確に高めるうえで重要だ」と指摘。「上海協力機構はアフガニスタンからの麻薬拡散への取締りも強化している。上海協力機構の枠組みで互恵的な経済協力、文化、スポーツ、観光、医療衛生分野の交流や活動、青年交流も積極的に繰り広げている」と述べた。また「中国は上海協力機構の議長国に就任してからの1年間で多くの働きをした」と特に指摘した。
「人民網日本語版」
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