上海世博園で2日午後2時ごろ、環境保護のPRのために会場にいた馬が何かに驚き、傍らに停まっていたフェラーリのスポーツカーを蹴りつけたのだ。ハプニングの発生後、フェラーリの持ち主は馬とその乗り手の法的責任は追及せず、浦東警察も通報は受けていないという。
目撃者の陳氏によると、当時は同園で馬10頭が「環境に優しい交通手段」のPRを実施中で、多くの車が停まって眺めていたところ、後方のある車の運転手がクラクションを鳴らし、驚いた馬が後ろのフェラーリを蹴りつけたという。馬に乗っていた女性がすぐに馬をなだめて一歩一歩フェラーリから離れていったが、女性は自嘲気味に「私を売っても弁償できないわ」と話したという。フェラーリの運転手が馬の持ち主と話し合うために車を降りてきたが、寛大な運転手は弁明を聞くとその場を立ち去ったという。
浦東警察に取材したところ、警察側は事件について通報を受けていないという。「中国江蘇網」が伝えた。
「人民網日本語版」