シンガポール紙「ザ・ストレーツ・タイムズ 」(The Straits Times)は6月11日、「卒業を迎える学生は、大学生活を終える際に一つの儀式に参加しなければならない。それはアカデミックドレスを着用し、卒業証書を手に持っての記念撮影だ」とする記事を掲載した。
しかし中国の学生の卒業写真は少し違う。ある西安市の学生は学食に座り、ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」の真似をして撮影を行った。南京市の女子大生は、青い上着と深い色のスカートを特徴とする、「中華民国風」の撮影を行った。広東外語外貿大学の卒業生の間では、赤色のヘルメットが人気だ。同大学の学生らは、ヘルメットをかぶった労働者の写真を撮ることで、着実で堅実な生活を送れることを願った。環球時報が伝えた。
これらすべての卒業写真が大真面目に撮られたものとは限らない。思い出に残る写真を撮影し、大学最後の瞬間を思い切り楽しもうとする人も多い。ある学生は、「中国の学生は深刻なプレッシャーを受けています。最後のチャンスを活かし、開放的な気分にひたりたいのです」と語った。
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