胡錦濤国家主席は18日、フランスのオランド大統領とメキシコ・ロスカボスで会談した。
胡主席は「フランスは西側の大国として初めて新中国と正式に国交を樹立した国だ。国交樹立から48年来、中仏関係は長年にわたり中国と西側諸国との関係の先頭を歩んできた。複雑で変化に富む国際情勢の下、中仏は国連安保理常任理事国および経済大国として、重要な責任を担っている。中国はオランド大統領が対中関係を重視し、両国の全面的協力を強化する意向を繰り返し表明していることを称賛する。フランス側と手を携えて努力し、中仏包括的戦略パートナーシップを新たな段階へと促し、両国民に幸福をもたらし、世界の平和、安定、発展を促したい」と表明した。
また、中仏関係の発展に向けて(1)常に戦略的、長期的観点から中仏関係を扱い、処理し、ハイレベル交流を継続し、戦略面の相互信頼を深化する(2)原子力、航空機製造など従来からの協力分野を揺るぎないものにし、新エネルギー、ハイテク協力を推進し、相互投資を拡大し、相互貿易の均衡ある成長を促す(3)人的・文化交流を強化し、青年・地方交流を奨励する(4)世界や地域の重要な問題について意思疎通や調整を強化する----ことを提案した。
オランド大統領は「仏中両国は共に多極化を主張し、多くの重要な問題において見解が一致している。フランスは仏中関係を非常に重視している。中国と手を携えて各種のグローバルな試練に対処し、世界の平和と安定を守りたい。新政権は仏中の包括的戦略パートナーシップの発展に揺るがず尽力している。中国側と戦略的対話を強化し、経済、貿易、投資、エネルギー、航空分野の協力を拡大し、人的・文化交流を促進し、世界や地域の重要な問題について意思疎通や調整を継続することを期待している。欧州・中国関係の発展を促すため、引き続き積極的な努力をする」と表明した。
「人民網日本語版」
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