文・写真=井上俊彦
2011年には131億元の興行収入を記録するなど躍進を続ける中国映画。大作化、3D化が進む一方で、ローバジェット作品から大ヒットが生まれるなど、目が離せません。また、大都市から地方都市までシネコンの整備もこのところ急速に進んでおり、快適な映画館が増えています。そこで、実際に映画館に足を運び、北京の人たちとともに作品を楽しみ、作品に関連する話題からヒットの背景、観客の反応なども紹介していきます。
台湾テレビ発の大型刑事アクションが銀幕に
ポスター
最近、急成長を続けてきた中国映画市場にかげりが出てきたのではという報道を見かけました。実際、5月後半から6月にかけての各週は興行成績が前年並み、もしくは前年割れという状態が見られます。この時期、昨年の『カンフー・パンダ2』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のようなハリウッド発の目玉作品がないことが低迷の理由のようですが、国産映画も公開数は多いもののなかなか大きなヒットにつながらず、関係者をやきもきさせています。