中国A株市場の時価総額が過去最低に達する中、海外投資家の間で魅力が高まっている。7月3日の情報によると、日本、韓国、カタール等の「国家投資チーム」が、A株市場への参入意向を表明している。国際金融報が伝えた。
◆低い時価総額、海外投資家を引きつける
韓国中央銀行はこのほど、6月に適格国外機関投資家 (QFII)の3億ドルの投資枠を、中国A株市場に投じたと表明した。また資産総額が1兆3500億ドルに達する世界最大の年金基金である、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)もこのほど、6社の資産管理会社を選択し、新興市場の株式を積極的に購入すると表明した。市場からは、「GPIFが資産配置の多元化に向け、中国株式市場を重視する」とする声があがっている。カタールの関係者は先週、カタールがQFII資格の取得を申請中で、50億ドル規模の投資枠の申請を予定しているとした。これは規定されている10億ドルの上限を大きく上回る額だ。
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