国連の潘基文事務総長は中国訪問を前に新華社の単独取材に応じ「中国・アフリカ協力フォーラムは南南協力の模範だ。アフリカ諸国は中国の成功した発展ノウハウに学ぶことで、自国の経済成長と社会進歩の促進にプラスの環境を築くことができる」と指摘した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
潘事務総長は「私は19、20両日に北京で開催される中国・アフリカ協力フォーラムの第5回閣僚級会議に出席する。中国・アフリカ協力フォーラムにとっては2006年の北京サミットに続き再び中国で開催される重要な会議だ」と指摘。「私は国連事務総長に就任する前の韓国外交通商相時代から、中国がアフリカ諸国を始め多くの開発途上国とどのように協力を行っているのかをずっと緊密に注視してきた。これは南南協力の重要な模範だ」と述べた。
潘事務総長は2007年1月に国連事務総長に就任して以来、アフリカの平和と発展を強く重視し、南南協力の促進にも積極的に努力してきた。先日、中国の蘇州で開催された第2回中国・アフリカ民間フォーラムにも祝辞を寄せた。
潘事務総長は「中国は現在南南協力を導いており、南南協力の提唱者だ。中国・アフリカ協力フォーラムは南南協力の模範だ。今回北京でこのフォーラムの会議に出席できることを嬉しく思う」と述べた。
2000年10月に発足した中国・アフリカ協力フォーラムは、すでに双方間の対話の重要な場、実務協力の効果的な仕組みとなっている。今回の会議では2009年の第4回閣僚級会議後の行動の実行状況について評価を行うほか、2013潤オ15年の北京行動計画を採択し、今後3年間の中国アフリカ協力について全面的な計画をまとめる。
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