「より多くの中国の皆さん、特にアニメ・漫画ファンの皆さんに鳥取にお越しいただき、『コナンの里』を楽しんでいただきたい」-----。鳥取県企画部地域づくり支援局の岡崎隆司局長は17日、南京でこう語り、「アニメ・コミック漫遊や生態観光を中心としたユニークなツアーをPRした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
日本列島本島の西端に位置する鳥取県は、もともと「まんが王国」と呼ばれていた。人気漫画「名探偵コナン」の原作者・青山剛昌氏の生まれ育った地であり、漫画界の古典「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者で「妖怪博士」と異名を取る水木しげる氏の故郷でもある。県内には、コナン博物館、コナン大橋、コナン探偵社など、漫画とゆかりの深い観光名所が数多くある。鳥取に行くと、至る所でコナンの足跡が見つかる。キャンディ、帽子、Tシャツ、さらにはマンホールの蓋まで、何でも「コナン」柄だ。青山氏は、コナンのストーリーを練る際、多くのシーンを故郷・鳥取からヒントを取って組み立てた。例えば、「懸空寺」は、1300年以上の歴史を誇る「三佛寺・投入堂」をモデルとして創られた。鳥取県は、「コナンマップ」を特別に製作、コナンが事件処理にあたった場所と実際の観光スポットとを対応させ、旅行客の観光スポット巡りに便宜を図った。
|