中国の自動車市場の低迷が方々でささやかれる中、清華大学中国・世界研究学の李稲葵主任は違う見解を示している。李稲葵主任は「中国の自動車産業は今、モデルチェンジの段階にあり、20％の成長率を維持していた時代は戻っては来ないものの、自動車サービス業には新たなチャンスが訪れている」と見ている。

2012年上半期、中国の経済成長は減速し、消費者の自動車購入意欲に影響を与えている。下半期の経済動向が懸念されている中、李主任は「短期的に見ると、中国経済の成長速度は安定期に差し掛かっており、第3･4四半期には経済が回復軌道に乗ると見込まれ、通年の成長率は8.4%になる」と見ている。

李主任は中国の自動車産業が直面している難題を解決する手立てを提起している。李主任は「中国の自動車産業は丁度モデルチェンジの時期に差し掛かっている。20％の成長を維持できる時代は戻っては来ないだろう。自動車産業は『製造重視』から『サービス重視』へと徐々に方向転換するはずだ」と指摘し、以下の三つの理由を挙げた。