宇宙航空研究開発機構(JAXA)は日本時間7月21日11時6分、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)を搭載したH2Bロケット3号機を、種子島宇宙センターから打ち上げた。同補給機は約4.6トンの物資を搭載している。順調に行けば7月27日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、宇宙飛行士がロボットアームを操作してドッキングさせる予定。人民日報が報じた。
古川元久宇宙政策担当相は「今回の打ち上げ成功で、日本のロケット技術の信頼性の高さを示すことができた」と語った。H2Aロケットをベースに開発されたH2Bロケットは、重量531トン、全長56.6メートル、日本最大の宇宙ロケットで、打ち上げ能力は最大8トン。業界関係者は、「補給機の打ち上げ成功は非常に喜ばしい出来事。H2Bロケットには日本各界からの期待が寄せられている」との見方を示す。
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