習近平国家副主席は25日午後、人民大会堂でアメリカのトーマス・ドニロン国家安全保障問題担当大統領補佐官と会見しました。これはドニロン補佐官の48時間足らずの訪中の最後の活動になります。
習副主席は、「オバマ大統領の最も重要な幕僚の1人であるドニロン補佐官の今回の訪中は、オバマ大統領とアメリカ政府が中米関係を非常に重視している証だ。ドニロン補佐官は長期間に渡り中米関係の発展に尽力してきた。これからも中米関係が健康に引き続き安定して発展していくために、更に大きな役割を果たすことを期待している」としました。また、「今年はニクソン元大統領訪中・上海コミュニケ発表40周年。今までの40年間、中米関係は全体的に前向きに発展している。時代の変化に従い、中米関係も変化している。中米関係は今大切な時期を迎えているが、双方は長い目で、全方面、多レベルの交流を強化し、相互信頼、協力と友好を推し進めなければならない。そして、違いを妥当に処理し、中米関係を両国の指導者らが定めた相互尊重、互恵・共栄の協力パートナーシップに沿って前向きに発展させ、中米間の新たな大国関係の歩む道を探り、両国国民と世界の人々に幸福をもたらべきだ」と述べました。
ドニロン補佐官は、「米中間は今、積極的、安定的、そして成果のある関係だ。双方のハイレベルな交流は頻繁で、交流と対話メカニズムは有効に進んでおり、協力は拡大、深化する一方だ。アメリカは中国との交流と相互信頼、協力に努め、米中で新しい大国関係を共に作りたい」と語りました。
「中国国際放送局」
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