台湾地区のTVBSのウェブサイトによると、台北市の公共バスの停留所が「未婚」女性の利用客から批判を集めている。鮮やかな赤い広告掲示板の上に「剰女(行きおくれの女性)」と書かれていることから、この場所に立ってバスを待つのをためらう女性客や、未婚女性への差別だと考える男性利用客も出ている。逆に「剰女」は仕事の能力が高く高収入であるため、「剰女」へのエールだと見る意見もある。
バスが停留所に入ると、目立つ広告に気分を害する未婚女性も少なくない。「剰女」という文字が、まるで自分が結婚しないことへの非難のように感じられ、広告の前でバスを待つ気が失せるという女性客に同意する男性も少なくない。
利用客の中には「差別されているような感じだ」という意見もあれば「能力もあり、自立し、自分の目標があり、いい生活を送り、家庭に縛られたくないと考えている『剰女』たちには頑張ってほしい」という人もいる。
インターネットの解説ページによると、「剰女」の「剰」とは妙齢の独身女性で30歳以上でまだ結婚せず、結婚適齢期を過ぎた人を指すという。ここ数年で流行した言葉で、中国大陸部の検索エンジンによると「高学歴、高収入、高いIQ」を持つ都会の女性で、外見もよく、配偶者選択の要求が高いため、結婚の理想を実現できない結果となっているという。香港の女性は「剰女」は生き生きと生活することができると評価している。
香港の女性が言うような仕事に全力投入する「剰女」は中国各地でますます増加している。台北市のような「剰女」の広告を見かけても、独身女性は考えすぎずに、自分を大切にするよう心がけてほしい。「中国新聞網」が伝えた。
「人民網日本語版」
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