国家外匯管理局がこのほど発表したデータによると、今年第2四半期(4-6月)の国際収支における経常収支は597億ドルの黒字だった一方、資本収支は714億ドルの赤字だった。上半期の経常収支は832億ドルの黒字、資本収支は203億ドルの赤字で、国際準備資産は629億ドル増加した。人民日報が報じた。
資本収支が赤字になったことは、海外資本が中国から大量に引き揚げていることを示すものだろうか。同局関連部門の責任者によると、上半期には確かに一定の資本の流出があったが、これは外資の大規模かつ集中的な撤退とイコールではない。理論的にいえば、経常収支の黒字額が外貨準備の増加額を上回るということは、国内の機関・個人の資本が純輸出状態にあり、対外資産が増加していることを意味する。
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