温家宝首相(中共中央政治局常務委員)は1、2両日に河南省洛陽市、湖北省市の各水利施設を訪れて黄河・長江流域の水位や水量を視察し、洪水対策を確認、指導した。人民日報海外版が伝えた。
最近中国は極端に降雨量が多く、深刻な水害に見舞われている。増水期に入って以降、全国330余りの河川で相次いで警戒水域を越えた。また、大型の台風2つが近く上陸するおそれがあり、洪水対策は厳しい状況にある。
温首相は「われわれは洪水対策の状況をはっきりと認識し、洪水・災害対策の各取り組みを全面的に成し遂げなければならない。まず人命を第一に危険区域住民の避難を速やかに完了させ、被災者の生活の手配を済ませなければならない。次に気象と水文の観測・予報・警報態勢を強化し、都市冠水、山津波、土砂崩れ、土石流などの災害への防備を固めなければならない。第3に主要河川・流域の大洪水、台風対策を強化し、水利事業を科学的に配置・管理し、ダム、河川、堤防の安全を確保しなければならない。第4に指導者の責任を強化し、水害対策と被災者救援の責任を各レベルで果たさなければならない」と述べた。
「人民網日本語版」
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