
"カルシウムの補充"といえば、牛乳が一番に勧められるでしょう。日本は戦後、学校の給食で牛乳を提供してきましたが、現在の日本人の身長が高くなったといわれるのは、その牛乳の効果だと言われています。牛乳はカルシウムを補充するためにもっとも効果の高い食品だといえるでしょう。しかし、胃腸の悪い人は、牛乳を飲むと胃の具合が悪くなったり、息苦しくなったりします。これらの人にとって、カルシウムを補充するには、何が一番よいのでしょうか?
黒砂糖
黒砂糖は貧血を改善するために優れた食品ですが、そればかりでなく、カルシウムも補充することができます。黒砂糖はサトウキビでできた赤褐色の結晶です。サトウキビのすべての栄養成分がほぼ残され、多種類のビタミンや微量元素が含まれています。100グラムの黒砂糖には2.2ミリグラムの鉄が含まれています。一方、100グラムの砂糖に含まれている鉄はわずか0.2ミリグラムです。また、一さじ(15グラム)の黒砂糖には70ミリグラムのカルシウムが含まれています。黒砂糖はすばやく体力補充ができることから、"東方のチョコレート"と呼ばれています。