日本政府は20日、駐米、駐中、駐韓の3大使を近く同時に交代させる方針を報道陣に明らかにした。3カ国大使を同時に交代させるのは日本外交史上極めて異例。日本政府は人事一新によって、領土紛争などで混乱に陥った外交を立て直したい考えだ。済南時報が伝えた。
今回の3大使同時交代には2つの目的があるとアナリストは指摘する。第1に、以前の比較的成熟した大使選任方法に戻ることで、問題が起きた際に野党から任命責任を追及されないようにすること。第2に、中米韓3カ国との関係を全体的、大局的観点から見直し、外交戦略を調整することだ。日本にとって中米韓との関係は外交関係と外交戦略の柱であり、中米韓は非常に重要な国だが、様々な利益摩擦・衝突も抱えている。中韓は日本と領土紛争と歴史認識の大きな溝を抱え、米国は在日米軍普天間基地の移設問題で日本と争いが絶えない。日本政府は、いかにしてこうした摩擦や衝突を全体的にうまく処理し、一国との関係悪化が外交戦略全体に影響を与えないようにするかという難題に直面している。
「人民網日本語版」
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