設立から1カ月を迎えた中国海南省三沙市(地級市)は25日、市政府がある西沙諸島(英語名パラセル諸島)永興島で、汚水処理・パイプ網施設および西沙群島ごみ収集中継所の建設を着工した。海南省ではこのほど「海南省海洋環境保護計画(2011-2020年)」も承認されており、三沙市の周辺海域の環境保護に向けた動きが本格化している。人民日報海外版が伝えた。
◆6島にゴミ収集所を建設
汚水処理施設とごみ収集中継所は、三沙市が初めて整備するインフラだ。
建設期間は1年を予定している。汚水処理・パイプ網施設は主に汚水処理施設を建設し、水処理・利用設備が備え付けられる。汚水収集パイプ網は7.8キロ、中水利用パイプ網が11.2キロに達する。処理後の水は、水洗トイレ、清掃、緑地の水やりなど、都市の雑務や景観に用いられる。
ごみ収集中継所は永興島に建設されるゴミ中継所で、8軒のごみ収集所が建設される。また趙述島、北島、羚羊礁、鴨公島等に、
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