26日未明に陝西省延安市で起きた重大な交通事故について、国務院(政府)の調査チームは同日午後に現地で会議を召集し、厳しく責任を追及する考えを表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
事故発生後、国務院は事故調査チームを設置。国家安全生産監督管理総局の孫華山副局長と黄明公安次官が直ちに作業チームを率いて事故現場を訪れ、地方政府に救援活動などの指示を行った。
26日午後、国務院の調査チームと陝西省の趙正永省長らが事故現場に到着。調査チームは現場の状況を確認し、直ちに会議を招集した。調査チームの責任者は「今回の事故は大変痛ましく、教訓に満ちている。真剣に、厳しく調査し、処分しなければならない。公安、安全生産監督管理、交通など各当局は各段階を調べ上げ、責任を厳しく追及するだけでなく、教訓を総括し、制度を整備して、同様の悲劇の再発を防がなければならない」と表明した。
延安市もすでに事故調査・処理指導チームを立ち上げ、その下に負傷者救助、事故調査、善後処理、総合調整の4作業チームを設けた。現在、善後処理と原因調査作業が急ピッチで進められている。今後陝西省と延安市の関係当局は死傷者の身元確認を急ぐとともに、被害者の家族への対応やケアにあたり、国務院の調査チームによる事故調査・処理、事故の鑑定、原因分析、責任追及作業に積極的に協力する。
26日未明に陝西省延安市安塞県内の高速道路で重大な交通事故が発生。満席の2階建て寝台バスがメタノールを積んだ大型タンクローリーに追突して、バスに乗っていた36人が死亡、3人が負傷した。
「人民網日本語版」
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