匯豊銀行(HSBC)は27日に発表した報告書の中で、中国の今年のGDP成長率予測値を8.4%から8%に、来年の予測値を8.8%から8.5%に下方修正した。同報告書によると、このほど発表された輸出等の関連データにより、中国経済が外部環境によって予想以上に深刻な影響を受けていたことが分かったという。京華時報が伝えた。
8月以降、各金融機関が中国のGDP成長率予測値を下方修正している。モルガン・スタンレーは今年の予測値を8.5%から8.0%に、来年の予測値を9.0%から8.6%に引き下げた。またバンクオブアメリカ・メリルリンチは今年の予測値を8.0%から7.7%に、来年の予測値を8.0%から7.6%に引き下げた。前者は、「輸出の需要減、金融緩和策の遅れが、GDP成長率の減速の主因となっている」と分析した。後者は、「中国の潜在的な経済成長率、および先進国の経済成長率の鈍化、新設住宅着工件数の増加率の低下を受け、GDP成長率の予測値を下方修正した」と発表した。
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