信用格付け業者のムーディーズは8月27日、韓国のソブリン格付けを1段階引き上げ、“Aa3”にすると発表した。これはムーディーズの最高の評価であり、中国、サウジアラビア、ベルギー、日本等と並んだことになる。国際金融報が伝えた。
世界経済が低迷する中、韓国経済は好調を維持している。ムーディーズは格上げに関する声明の中で、“韓国の財政の基礎は堅固で、緊急の国内リスクおよび外部からの危機に対応する政策的余地が大きく残されている”と表明した。また韓国の銀行業界は、外部からの融資に対する依存度が低下しており、外部からのリスクが少ない。この他、朝鮮からの脅威も弱まっている。
韓国企画財政部の朴宰完(パク・ジェワン)長官は、“ムーディーズによる格上げは、韓国政府が本国経済体制の健全化維持を重視してきたことに対する評価だ。世界経済が低迷する中、今回の格上げは、市場の韓国経済に対する信頼度を高めることにつながる”と語った。