聯想(レノボ)がコンピューターの販売台数で世界一の座に上ることは間違いないが、世界の重要なパーソナルコンピューター(PC)市場でトップになるにはどうしたらよいかが問題だ。聯想は日本で現地メーカーNECのPC事業を買収し、それから1年で日本市場でのシェア1位を達成した。この成功体験がますます注目を集めるようになっている。聯想はこのほど、3年以内に日本のPC市場で30%のシェアを獲得すると宣言した。「北京商報」が伝えた。
▽買収で閉じられた市場をこじ開けた
日本は世界3位のPC市場だが、相対的に閉じられた市場といえる。ヒューレット・パッカード(HP)、聯想、デル、エイサーの世界四大PCメーカーは、これまで日本で大きな成果を挙げることができなかった。
聯想はそこで、NECのPC事業を買収することで日本市場に急速に食い込むという方法を選んだ。2011年1月、聯想は1億7500万ドルを拠出してNECと合弁会社「レノボNECホールディングス」を設立し、株式保有率は聯想が51%、NECが49%とした。合弁会社は子会社のNECパーソナルコンピュータとレノボ・ジャパン株式会社に全額出資する持ち株会社となっている。
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