日本のラーメンは、起源は中国だが、日本を代表する大衆的な食べ物になり、その発展の歴史は日本経済の発展とシンクロしている。　

第2次世界大戦が終わり、中国大陸で定住していた日本人は日本へ戻ってきた。多くの日本人は、中国で食べたラーメンと餃子の味が忘れられなかった。しかも、戦後の大変な中、食材が不足していたがラーメンは作ることができた。そのため、ラーメンは安価な料理として日本で大人気になる。　

1954年から20年間続いた日本の高度成長時代はラーメンの発展の時期でもある。忙しい人々は、すぐに栄養がとれるラーメンを食べることを好んだ。　この時期、ラーメンは技術的に大幅な進歩をみた。台湾生まれの日清食品を創立した安藤百福氏は1958年、世界で始めてインスタントラーメンを販売し始めた。　

1980年代後半から90年代初期までのバブル経済期、日本人はもっとファッショナブルなフランス料理やイタリア料理に注目し、日本のラーメンの進歩はその速度が少し緩めた。ラーメンのリバイバルはバブル崩壊の後、不景気の経済になり、庶民グルメの魅力が再燃したことにより人気になった。　

この時に誕生したインターネットも、ラーメンに大きな影響を与えた。人々は気楽にラーメン屋の情報を得ることができるようになり、またブログでラーメン屋に関する感想を発表できるようになった。そのため、ラーメン屋の個性化が進み、日本ラーメンは「多様化の時代」に入った。衝撃力を持つ様々なメニューが登場した。　

また、これまでの汚いイメージに変わり、店のデザインも女性をターゲットとしたラーメン屋が増えた。不景気で、OLたちも割高なパスタではなく、ラーメンなどの安価なランチを食べるようになった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」