三洋電機の東南アジア4カ国における白物家電事業の買収に続き、海爾(ハイアール)が再び海外に打って出た。ハイアールは12日、1株当たり1.2NZドルで、ニュージーランド家電最大手のフィッシャー&ケルに対して株式公開買付(TOB)を実施するとする公告を発表した。新京報が伝えた。
今回の買収金額は、8億6900万NZドル(約556億円)に達すると見られる。ハイアールの株価は12日3.03%下落し、終値は10.87元となった。
フィッシャー&ケルは1934年に設立された、高級冷蔵庫・洗濯機・食器洗い機、乾燥機・調理器具を主力とする、世界的な家電メーカーだ。報道によると、ハイアールの董事(理事、取締役)、白物家電事業総裁の梁海山氏は、「当社はフィッシャー&ケルの事業とブランドを引き続き発展させる」と表明した。
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