侵華日本軍731部隊は1933年に結成された。石井部隊、東郷部隊、関東軍防疫給水部などの名義で、細菌戦、人体実験などの罪を犯し、1945年8月、日本が投降する前夜に滅びた。戦争に敗れた731部隊が逃げる際、大部分の建物を爆破したため、現在のような遺跡の形となった。731遺跡は歴史上、最大規模の細菌兵器の研究・製造基地で、日本が中国を侵略していた期間に残された重要な歴史的遺跡である。23か所ある重点的な遺跡は全国重要文化保護財に指定されており、保護区の面積は24.8万平方メートルに及ぶ。
侵華日本軍731部隊の罪証陳列館は1982年に建てられ、731遺跡の全面的な保護が始まった。2007年、国家文化局により全国文化遺産保護業務の先進組織に選ばれ、2011年、省級文明部門模範という栄誉ある称号を獲得した。
|