世界的に有名な独立系広告会社のルーダー・フィンと世界3位のマーケティングリサーチ機関のイプソスはこのほど、「2012年中国ぜいたく品報告」を共同で発表した。それによる、大陸部の消費者がぜいたく品を購入する場合、真っ先に行く場所はもはや香港地区や欧州ではなく、大陸部の専門店や専門カウンターに行く人が徐々に増えているのだという。商品価格が香港や欧州と大陸部とで大差なくなっていることが、こうした変化の主な原因だという。「中華工商時報」が伝えた。
同報告はルーダー・フィンとイプソスとの初の協力でもある。報告作成に先立って、今年6月にアンケート調査が行われ、過去1年以内にぜいたく品を購入した中国人消費者2017人が回答した。大陸部の一線都市の回答者は約4分の1を占め、年間平均所得は18万元だった。二線都市は32%で、年間平均所得は16万元、香港の回答者は15%を占め、世帯年収は年間平均55万香港ドル(約555万円)だった。
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