中国には健康に関することわざのうち、「100歩くと99歳まで生きられる」など食後の活動に関するものもたくさんある。実際には、中国医学の理論に基づくと、毎食後、散歩しなければならないというわけではなく、「昼食の後は静かに座り、夕食の後はゆっくり歩けば」、免疫力を調整し、長生きにつながると考えられている。生命時報が報じた。
昼食後は、静かに座り精神を整える。中国医学では、午前中の脾・胃の運化(消化吸収作用)によって取り入れられた気・血は「陽気(体を温める作用がある機能的なもの)」に属する。一方、午後になると。「陰気(血液、体液などの物質的なもの)」を生成し始めるため心を整える時間となる。正午に少しの時間を取り、静かに座ると、精神を整えるのに役立ち、午後、ひいては夜まで、活動力に満ちることができる。さらに血液の循環を促進し、心や気持ち、さらには筋肉を間接的に整えることができる。一方、この時間帯に過度に活動すると、下半身の酸素消耗が増加し、消化器系に入る血流量が減少するだけでなく、頭も酸素不足となり、胃痛や消化不良、目まい、頭痛などの症状が出ることがある。そのため、昼食後は静下に座り、目と閉じて10-30分過ごすのが良い。昼食後すぐに寝転ぶのもよくない。昼寝の習慣がある高齢者は静かに座った後に少し睡眠を取るのが最適で、時間が長すぎるのはよくない。
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