アルマーニは世界的に有名な高級ブランドであるが、その中国における紡績品原材料サプライヤーに汚染の問題が存在することが、環境保護組織によって指摘された。アルマーニは現在、コメントを控えている。アルマーニと同様の指摘を受けた紡績会社は他にも18社ある。法制日報が伝えた。
環境保護組織の自然之友、公衆環境研究センター、達爾問自然求知社、環友科技、南京緑石は10月8日に北京で記者会見を開き、49社の紡績会社と原材料サプライヤーの、中国における環境汚染の現状を公表した。
49社のうち47社の現地サプライヤーから、環境法に違反する問題が見つかった。この指摘に対して、19社は回答を避けた。この19社には、アルマーニ、メイシーズ、カルバン・クライン、カルフール、ディズニー等の有名ブランドや、世界一流の百貨店が含まれた。
環境保護組織は、「これらのサプライヤーには管理上の不備が存在し、環境保護コスト削減により受注を促している。最終的に被害を受けるのは、中国の環境と一般人の健康だ」と主張した。
◆マークス&スペンサーが違法
マークス&スペンサーは英国最大のグローバル小売事業者で、創立から100年以上の歴史を持つ。過去128年で、同社は小さな商店から、多くの小売ルートを有する世界的なブランドに発展した。同社は40の国と地域で1100店の店舗を設立し、従業員数が8万1000人に達する。
中国の環境保護組織の調査によると、同社の中国原材料サプライヤーに、環境関連法に著しく違反する問題があった。
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