年末に公開される話題の映画「大上海」で、中国の人気イケメン俳優ホアン・シャオミン(黄暁明)が新たな役柄に挑戦している。北方網が伝えた。
香港娯楽映画の名手バリー・ウォン(王晶)監督とチョウ・ユンファ(周潤發)が、「ゴッド・ギャンブラー(89年)」から23年ぶりにタッグを組む話題作。「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ(劉偉強)監督がプロデュースし、アクションスターのサモ・ハン(洪金宝)、香港きっての演技派俳優フランシス・ン(呉鎮宇)、さらにホアン・シャオミンと、豪華な顔ぶれが揃う。
中国最高のイケメンと呼ばれ、これまでヒーロー的な役柄ばかり演じてきたシャオミンだが、今回はチンピラからのし上がった闇社会の若きボス役。殺人にも放火にも手を染める壮絶な人生遍歴の持ち主で、今までのイメージと異なるギラギラとした役柄だ。
作中では「アニキ衆」3人に踏みつけにされる被害に遭ったという。フランシスには殺人を強要され、サモ・ハンの前で土下座させられ、ユンファには恋人との仲を引き裂かれるという、悪運続きの自分の役どころを明かしていた。
お正月映画として公開予定の「大上海」だが、この時期はジャッキー・チェンの「十二生肖」(Chinese Zodiac)、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督の「グランドマスター」と大作の公開ラッシュ。興行記録をどこまで伸ばせるか、期待がかかっている。
(新華網日本語)
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