中国格安航空会社・春秋航空は国際線を開通した当初から、日本市場を中心に事業展開すると発表していたが、このほど日本線の人気低下を受け「0元格安チケット」を緊急発表した。京華時報が伝えた。
春秋航空の公式サイトには、「上海-佐賀」、「上海-高松」の格安往復航空券に関する情報が掲載されている(90元の空港建設費、470元の燃油サーチャージを除く。キャンセルは不可)。各便とも50席の格安チケットが販売され、同キャンペーンは今後2カ月間に渡り実施される。上海-佐賀便の通常価格は900元(約1万1250円)、上海-高松便の通常価格は1100元(約1万3750円)。
春秋航空の広報担当者の張武安氏は、「格安チケットの販売について当社は日本の現地政府に連絡し、日本で記者会見を開いた。中国では宣伝を行っていない」と語った。格安チケットの販売の背景には、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題による影響がある。春秋航空の日本線の搭乗率が著しく低下しており、減便や運休に追い込まれている。情報によると、春秋航空は現在、茨城・高松・佐賀を目的地とする日本線を運航している。
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