中国の人口による強みが失われつつある今日、安価な人件費を競争力とする方針は続けられない。社員の仕事に対するプロ意識を高め、労働力の質を高めることが、中国企業の今後の取り組み内容となる。北京大学ソフトパワー課題チームの李維チーム長は、社員の重要性を真の意味で意識することが重要だと主張した。社員に素養がなければ、どれほどすばらしい戦略目標も実現は不可能で、どれほどすばらしい市場チャンスもつかめず、どれほど巨大なブランドであっても消滅するだろう。中国青年報が伝えた。
プロ意識が高いのはどのような社員か。これは管理者が最も関心を寄せる問題だろう。このほど開催された「2012江蘇人力資源サービスフォーラム」で、江蘇省南京市総工会、南京市社会科学院、南京領航人材開発有限公司が共同発表した調査結果によると、若い社員のプロ意識が高めとされた。具体的に見ていくと、プロ意識が最も高かったのは16-30歳の年齢層で、41-50歳の年齢層のプロ意識が最も低かった。企業の類別を見ると、民間企業、外資系・合弁企業、その他の類型の企業では、社員のプロ意識が高かった。一方で、国有企業、国有控股企業(国家過半出資企業)のプロ意識が最も低かった。
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