2010年4月に起きた中国・青海地震の被災地(=青海省玉樹西蔵<チベット>族自治州玉樹県)に都市農村住宅と僧侶宿舎を再建するプロジェクトの完成式および結古鎮瓊龍団地の入居式が26日、玉樹県で開催された。これにより、15カ月の工期と97億元(約1238億8700万円)の総投資額により、計3万9149戸(313万平方メートル)の都市・農村部住民の住宅と8083戸(5万平方メートル)の僧侶住宅の復興再建業務がほぼ完成した。人民日報海外版が報じた。
標高が高い玉樹は、空気が薄く、気温が低いことから、工事可能な時期が短く、山崩れや土石流など自然災害が発生する隠れたリスクが多い。復興建設事業に参与した関連企業14社は、生態環境の保護に可能な限り配慮し、科学的かつ効率の高い再建工事を進めた。
瓊竜団地に完成した住宅は2134戸、建築総面積27万7千平方メートル。施工支援を担当した中国鉄建集団は、2011年8月に着工した。わずか約1年後の2012年9月30日には入居可能な状態となった。
2010年4月14日、青海省玉樹西蔵族自治州玉樹県でマグニチュード(M)6.9の地震が発生。同月25日の時点で死者は2698人、行方不明者は270人、負傷者は1万2315人に上った。
「人民網日本語版」
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