中国の通信機器大手「中興通訊」(ZET、本社・広州)の世界でのスマートフォン(多機能携帯電話)出荷台数が今年第3四半期(7-9月)、韓国のサムソン、米アップル、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)に続く世界4位になったことが、米調査会社IDCの最新報告書で明らかになった。中国の通信機器大手が世界トップ4に入るのは初めて。中国紙「北京商報」が伝えた。
データによると、中興通訊の今年第3四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比82.9%増の750万台に達し、増加率でサムソンに次ぐ世界2位となった。市場シェアも前年同期の3.3%から4.2%に拡大した。一方、フィンランドの携帯電話機大手ノキアは初めてトップ5から滑り落ち、代わって中国の「宏達国際電子」(HTC、本社・台湾)が5位に入った。
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