周夏菁
「日本では、白いスポーツシューズを履いても洗う必要はない。汚れないからだ」という噂話がある。これはちょっと大げさだが、確かに日本の道はきれいだ。環境の維持は、国民の意識と密接な関係がある。誇張でなく、日本のゴミ分別処理は気が狂うほど細かい。
ペットボトルは4回踏んでから捨てること
現在わたしが住んでいるマンションには共同ゴミ箱がある。これらのゴミ箱には、燃えないゴミ、ペットボトル、ガラスと空き缶、プラスチックゴミ、生ゴミなどに分かれている。日本におけるゴミ分別処理の細やかさは、ペットボトルからその一端を垣間見ることができる。ボトルのフタを取り、包装はプラスチックゴミ箱に入れる。ボトルの中の液体を取り除き、ぺしゃんこにしてからペットボトル用のゴミ箱に捨てる。学校での分類はさらに細かく、アルミ缶と鉄製缶も分別する必要がある。
わたしの住む自治体(静岡市)では、ゴミ処理に関する規則が非常に多い。例えば、ゴミの分類や各種ゴミの収集日についてである。ゴミ袋でさえ自治体の指定となっており、お金を払って店で買う。しかも自治体ごとに指定されたゴミ袋が異なり、他の街のゴミ袋は静岡市では使えない。生ゴミ以外は、指定されたゴミ袋でないと捨てることができない。生ゴミ以外のものは、専用のゴミ袋に入れる必要がある。ゴミ袋の色が異なるのは、入れるものが異なることを示している。白い袋は透明なガラス瓶、黄色い袋はペットボトル、青い袋は鉄の缶、茶色い袋は茶色のガラス瓶、黒い袋は他の色のガラス瓶である。黄色いロープは、袋に入れた生ゴミを覆うものである。日本ではカラスが非常に多いため、彼らに食いちぎられてしまうからだ。書籍を捨てる際は、縄で締める必要がある。
家庭で処理できないゴミは、専門の処理施設に渡して処分してもらう必要がある。壊れた冷蔵庫ならば、まず郵便局で資源再利用費を支払い、その後、指定の処理施設に冷蔵庫を運ぶ。お金も手間もかかるため、日本人は捨てずに修理して再度使うようにしている。
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