第11回中国進出口商品交易会(広交会)が4日に広東省広州市で閉幕した。関連の統計によると、今回は参加したバイヤーの数も輸出契約の成約額も前回を下回り、中国を取り巻く貿易情勢が依然として厳しいものであることをうかがわせた。3日現在、海外から参加したバイヤーは211カ国・地域の18万8145人に上り、前回に比べて10.26%減少した。輸出成約額は326億8千万ドルで、同9.3%減少した。「人民日報」が伝えた。
地域別の輸出成約額をみると、欧州連合(EU)への輸出成約額は同10.5%減少し、米国は同9.4%減少し、日本は同36.6%減少しており、全体として輸出契約の減少傾向が明らかになった。非生活必需品の成約額の低下が目立ち、生活必需品の契約は増加した。非生活必需品のうち電気機械製品、衣料品、ぬいぐるみなどが全体で約20%減少し、革製スーツケース、木製玩具は40%以上減少した一方、生活必需品のうち食品が14.5%増加し、医薬品も26.9%増加した。
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