
最新作「チャイニーズ・ゾディアック」(中国語題:十二生肖)の来月公開を控え、ジャッキー・チェンが作品について語った。
19世紀に海外流出した中国のお宝「十二支のブロンズ頭像」をめぐり、国際地下組織が争奪バトルを繰り広げるという「チャイニーズ・ゾディアック」。中国では来月12日から公開予定だ。同作で監督・プロデュース&主演のジャッキーは、3億2000万香港ドル(約36億円)というばく大な製作費を注入。時速120キロでS字路を滑り落ちる絶体絶命のアクションシーンにも挑んでいる。
巨額を投入し、命がけのアクションに挑戦したジャッキーだが、すべてはハリウッドの3D作品に対抗するため。「費用を惜しまず、自分に恥じない良質な映画を作りたかった」と話している。ジャッキーとしては、海外の流れに迎合して、個性を失ってゆく香港映画の現状がとても残念で寂しいという。
ジャッキーは盟友の俳優サモ・ハン(洪金宝)と、「自分たちは、香港映画の最もいい時代に生きられてラッキーだった」と、よく話すという。過去の映画でジャッキー自身がとても満足しているのは1985年公開の「ポリスストーリー」。香港のアクション映画を変えた、画期的な作品になったという。ジャッキーの代名詞になっている「命がけ」アクションについては、「そうでないと、ハリウッドに対抗できないから」と、自分なりに固く守ってきたスタイルを語っている。
(新華綱日本語)
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