香港上海銀行(HSBC)が22日発表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値は50.4となり、13カ月ぶりに景況感の改善と悪化の分岐点である50を上回った。PMIは50を下回ると景況の悪化を示し、上回ると景況の改善を示す。23日付中国証券報が伝えた。
HSBC中国の屈宏斌チーフエコノミストは、11月のHSBC中国製造業PMIが50を上回ったことで、年末に向けて中国経済回復の原動力が強まっていることが再度確認されたとの見方を示した。一方で、当面国内経済がまだ回復に向かい始めたばかりで、世界経済も依然低迷を続けている状況下、中国政府は緩和政策を堅持し、景気回復を確固としたものにする必要があると指摘している。
(新華網日本語)
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