中国教育部(教育省)はこのほど、2013年度の大学卒業予定者の就職情勢とその対策に関する通知を発表。「同年度、中国の大学卒業生は今年より19万人増の699万人に達する見込みで、卒業後の就職は一層複雑で厳しい状況になる見込み」と指摘している。北京のタブロイド紙「京華時報」が報じた。
同通知は「中国国内の経済の基礎はまだしっかりと固まっておらず、社会全体で就職難となっている」と指摘。
「同年度の大卒者の初期就職率を安定させ、就職人数を継続的に増加させる」ための方法として、▽都市部・農村部の最下部組織や中小企業、沿海部に比べ発展が遅れている中・西部地域などへの大学生の就職を奨励する▽教育部直属の師範大学の授業料などを免除された優秀な学生の就職状況を重視して、新卒者向けの就職イベント「双選会」や関連の政策を着実に実施し、小中学校での職に就くことができるようにする▽重大科学研究プロジェクトで卒業生が助手を務めることができるよう大学が取り計らう---などを挙げている。
「人民網日本語版」
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