石原慎太郎が代表として加わった日本維新の会は世論調査で、すでに与党民主党を抜いて第2位についた。維新の会は29日、政権を獲得すれば半世紀余り前に米国主導で制定された日本国憲法を破棄して自主憲法を制定すると明確に表明した。(環球時報社説)
世論調査でリードする自民党の安倍晋三総裁は29日、釣魚島(日本名・尖閣諸島)防衛の強化について大いに語り、海上自衛隊の退役軍艦を派遣し、海上保安庁に編入する必要があると述べた。
日本は経済的奇跡への専念の道からもはや外れ、外国との政治的対立へと大きく踏み出したようだ。これは日本の国際的役割が真に高まっているからではなく、自らの弱さを覆い隠す必要に迫られているからだと多くの人は考えている。経済的活力が次第に流失する日本のポピュリズムと民族主義への転向は、表面的には激しく揺るぎないものに見えるが、内心は受け身で、絶望的なのである。
日本の政治的雰囲気の転換は東アジアに長期間面倒をもたらす可能性がある。日本の不安をなだめる力が外部にはないからだ。各国の世論が互いに言いがかりをつけ、刺激し合いがちな中、日本の持続的な民族主義的衝動は地域全体の不確定性と動揺の重要な源となっている。
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