世界2位の経済体である中国経済に関する些細な動向、データのすべてが、世界の“神経”を刺激する。中国国家統計局と中国物流調達連合会(CFLP)が1日発表したデータによると、中国の11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は10月の50.2から50.6に上昇した。海外メディアは、“PMIの上昇は中国経済の回復を示すもので、市場の中国経済に対する自信がさらに高まる可能性がある”と分析した。環球網が伝えた。
米ウォール・ストリート・ジャーナル誌は1日、“中国経済の安定的な回復の継続が、データによって示された”とする中国物流調達連合会のアナリスト張立群氏の見方を紹介し、“中国経済の底打ちに関するさまざまな兆しが見られる中、PMIの上昇により今年最後の時間に中国経済が上向くという市場の自信が高まった。PMIの上昇は、中国経済が回復していることを再び示した”と伝えた。
ブルームバーグは“新たな受注と輸出需要の増加に伴い、中国製造業PMIは7カ月ぶりの高水準に達した。これは7四半期連続の成長鈍化の後、中国経済回復の楽観的な見通しを示した。また中国政府が景気刺激策を実施する上での圧力が軽減された。人民元相場も4カ月連続で上昇しており、経済回復の兆しとなっている”と伝えた。
海通国際証券の胡一帆(音訳)チーフエコノミストは、“国内の政策支援により製造業の安定回復が促されている。中国の第4四半期の経済成長率は、7.9%に上昇するだろう”と予想した。