大手電子商取引(eコマース)サイトの阿里巴巴(アリババ)グループが3日に発表したデータによると、今年11月30日現在、傘下のインターネットショッピングプラットフォームの淘宝と天猫を合わせた取引額が1兆元を突破したという。これほど巨大な規模の業務量をこなすため、1千万人を超える従業員を直接・間接に雇用しているという。「人民日報」が伝えた。
阿里巴巴によると、11年の社会消費財小売総額の省・自治区・直轄市別のランキングと照らし合わせたところ、広東省、山東省、江蘇省、浙江省以外の省・区・市では、淘宝+天猫の取引額が各地の小売総額を上回ったという。
取引データをみると、三線都市、四線都市とこれ以下の地域での取引量の増加率が60%を超え、従来からの消費の主力である一線都市や二線都市では増加率が40%に届かなかった。三線都市や四線都市は今、中国の個人消費拡大の主なパワー源となりつつある。
「人民網日本語版」
|