中国科学技術大学極地環境研究室の孫立広教授、周清教授らは、北極海中心海域のメタン漏出について初めて実地サンプリング採集・分析を行った。その結果、同海域に大量のメタンが存在することが明らかになった。またメタン漏出海域における海水の循環に、海水のメタン排出を妨げ、海氷表面もしくは内部でメタンを消耗させるという二つの作用があることが明らかになった。この調査結果は、北極海海域の温室効果ガス・メタンの科学的な評価に対して、一つの根拠を提供した。このほど世界的に有名な大気環境専門誌「Atmospheric Environment」が、ウェブサイトを通じて関連論文を掲載した。科技日報が伝えた。
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