
6日、中国人観光客はヨーロッパの空港で最大の消費グループとなっている。写真はフランクフルト国際空港。
2012年12月6日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国人観光客はヨーロッパの空港で最大の消費グループとなっている。
ドイツのフランクフルト国際空港では、毎年100万人の中国人観光客を迎えており、最大の顧客グループとなっている。同空港では流ちょうに中国語を操る店員を配置し、中国人観光客の購買意欲を満たすことで、少しでも多くお金を落としてもらおうとサービス向上に努めている。
世界観光機関のデータによると、中国人観光客の昨年の消費総額は730億ドル(約6兆円)にも上り、2010年より32%伸びており、今年はさらに伸びるとみられている。今年第3四半期だけで、中国人観光客の免税品購入額は58%の伸びを見せた。ロンドンやパリの空港でもすでに最大の消費グループとなっている。
中国ではぜいたく品への課税率は20%以上で、これが海外で熱心に買い物をする原因となっている。節税になるだけでなく、強い人民元から利益を得ることにもなる。ユーロに対する人民元のレートはさらに高くなり、中国人観光客の購買力をさらに高めることにつながっている。大量の資金がまさに中国から流出しているのだ。
(新華綱日本語)
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