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香港のマスコミは、中国共産党の習近平総書記が広東省で行っている視察に注目しています。
新聞「文匯報」は10日付けで文章を載せ、「中国共産党総書記に就任後、初の地方視察に広東を選んだことにより、新たな指導層が改革開放を推進しようとする強いシグナルを発信した。香港の各界は、広東と香港、マカオとの協力も一層進められると信じている」と述べています。
新聞「大公報」は習近平総書記が深センで行った訪問にスポットを当て、「総書記に就任して間もなく深センを訪れたことは、習近平総書記および中国共産党中央が深センを非常に重要視していることを表している。深センは中国の30年余りにわたる改革開放のシンボルであり、また成果でもあり、その成功と成果は全国で改革開放を進めるのに重要なモデルを提供した」としたうえで、「これらの新しい情勢は香港にとって好機であり、プレッシャーでもある」と指摘しました。さらに、「深センの工業化と都市化は香港が牽引したものだが、モデルチェンジを重ねてハイテク、金融、物流など多くのサービス業の中心地になり、経済の基盤は香港よりも深く、広く根ざしている。統計では、深センは国内総生産(GDP)、さらには1人あたりGDPでも香港を追い越そうとしている。したがって、香港はどのようにして成長を加速させ、競争力を高めるか、見直さなければならない」と述べました。
「中国国際放送局」
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