14日、iPhone5が中国本土で発売。過去のiPhoneの発売日の賑やかさと比べ、iPhone5は寂しさが目立った。業界関係者は“iPhone5のイノベーション不足は消費者が静観を決め込んだ主因だ”と指摘した。写真は江蘇省南京市のiPhone5販売店。
【新華社北京12月18日】2012年12月14日、iPhone5が中国本土で発売された。過去のiPhoneの発売日の賑やかさと比べ、iPhone5は寂しさが目立った。業界関係者は、“iPhone5のイノベーション不足は、多くの消費者が静観を決め込んだ主因だ”と指摘した。これに応じるようにして、アップルの株価は下落し、10カ月ぶりの低値をつけた。
中国本土で不評
アップルの新型iPhoneが数カ月遅れて中国本土で発売された。しかし行列ができた過去のiPhoneの発売日と比べ、iPhone5の発売日は寂しさが目立った。業界関係者の李陽(リー・ヤン)氏は、“iPhone5が中国本土で冷遇された主因は、アップル自身のイノベーション不足だ。iPhone4Sと比べ、iPhone5は消費者に新しい感覚を与えていない”と分析した。
李氏はまた、“今月14日より前に、HTCは最新のスマートフォンを発売し、ノキアも中国移動(チャイナ・モバイル)に特化した高級スマートフォンを発売した。その他のブランドもiPhone5に先駆け、事前に最新機種を発売した。これにより消費者の選択肢が増加した”と指摘した。
販売チャネルからの情報によると、iPhone5の中国本土の発売前、香港版・米国版iPhone5の中国本土における販売は盛り上がりに欠け、価格も当初の9000元(約11万7000円)から今月16日の4800元(約6万2400円)に低下した。