程永華駐日大使は日本国際貿易促進協会の機関紙「国際貿易」の2013年新年特別号に寄稿し、対話と協議を通じ、両国関係を正しい軌道に戻すことを呼びかけた。全文次の通り。

新年を迎えるにあたり、日本国際貿易促進会の会員に、また「国際貿易」を通じて、日本の人々に謹んで新春の祝福とあいさつを申し上げます。
私たちは中日国交正常化40周年に別れを告げ、「中日平和友好条約」締結35周年を迎えました。戦後の中日関係再建と発展に携わった者として、1972年に田中角栄首相が訪中され、双方が国交正常化実現の共同声明を発表し、戦後の中日関係の新たな一ページを開いたことが思い起こされます。さらに、1978年に鄧小平氏が訪日し、「中日平和友好条約」の調印式に出席した時のことを思い出します。この条約は「中日共同声明」の基本的諸原則を確認し、法律の形で両国関係の政治的基礎を築きました。