
1月上旬、北京は一年の中で最も寒い時期で、日中でも気温が氷点下まで下がることがしばしばあります。こんな寒い季節には、友だちや家族と一緒に語らいながら、羊の肉を使ったシャブシャブを食べるに限ります。温かい鍋を囲めば、寒さも飛んでいきます。
今回の中国メロディーは中国の東北地方に暮らす少数民族の生活を描く音楽作品「スケッチ、北方民族の生活」をご紹介いたしました。番組の中でご紹介したのは月琴の協奏曲「スケッチ、北方民族の生活」の「競馬」、「トナカイ」、「漁歌」、「冬の猟」という四つの楽章でした。
「スケッチ、北方民族の生活」は作曲家・劉錫津さんが1970年代に創作した、月琴協奏曲です。胡琴演奏家・馮少先さんの華麗な演奏によって中国民族音楽の名曲と讃えられました。
月琴は民間に広く伝わった弦楽器で、胴が満月のように円形でその名がついたそうです。マンドリンに似た高く澄んだ音色の楽器です。