
中国国家級無形文化遺産である、無錫市の「留青竹刻 りゅうせいちくこく」は完璧な工芸技術で、国内外の人々に知られています。「留青竹刻」の伝承と保護、その人材育成を強化するために、国家無形文化遺産伝承者の称号を得た喬錦洪さんはこのほど、今までに家族や親戚しか教えない技術を、社会の人々にも教えるため生徒を募集し始めました。喬錦洪さんは竹の彫刻「双契軒」という老舗の3代目の伝承者です。
無錫シリーズ、今日は無錫市の無形文化遺産・「留青竹刻」についてご紹介します。
「留青竹刻」は独特な竹の彫刻技術で、その作品があんまり少ないため、これを知っている人は極めて少ないです。竹の彫刻は一般的に「竹彫器」、「翻黄器」、「留青竹刻」という3種類に分けられます。今日、ご紹介する「留青竹刻」は、竹の青い皮のところで彫刻を施し、それ以外の部分を残らず取ってしまい、竹の肌を露出させます。このような彫刻の仕方は「皮彫」(皮の彫刻)とも言われます。「留青竹刻」の技術で彫刻した竹の筆立てや小物入れなどは、玉のように暖かで湿り気があり、色が琥珀に近いです。