百度の全従業員を対象とした年次総会で明らかにされたところによると、百度がうち出すアプリケーションの多くが19日、米アップル社の運営するアプリ配信サービス「アップストア」の「棚」から下ろされたが、20日にはすべて棚に戻されたという。アップルはこれまで棚から下ろした理由を明らかにしていない。「京華時報」が19日に伝えた。
アップルは通知もなく百度地図や百度音楽といった一連のアプリを棚から下ろし、これらのアプリはダウンロードができなくなった。ダウンロード済みのアプリの使用への影響はなかった。一般的には、通報があったり、ランキング操作が行われたり、期限までに料金が支払われなかったりなど、原因があれば当該の製品がアップストアの棚から下ろされることになる。アップストアは最近、アプリの審査や管理を強化しており、問題あるアプリが大規模に棚から下ろされるという状況がしばしば起きている。百度のモバイルクラウド事業部の岳国峰副総経理(副社長)は百度のアプリがなぜ棚から下ろされたのかについて、現在アップル側とやりとりしていることを明らかにした。また百度渉外部がこのほど述べたところによると、百度はアップルの行為の真意をはかりかねており、アップル社に書簡を送って原因をたずねているが、まだ回答はないという。
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