
中日の釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題がエスカレートを続け、日本は中国の軍事に関わるすべての噂に過敏になっている。産経新聞は20日、「フランスが中国や日本に対して最新の小型潜水艦を販売しようとしているが、同潜水艦は中国にとってより大きな意義を持つ。中国海軍は同潜水艦を調達することにより、日本のソナー網を突破し、東中国海の海中を制覇できるようになる」とする情報を独占公開した。
産経新聞の報道によると、フランスは2012年の欧州国際海洋軍事産業見本市で、小型潜水艦のSMX-26「カイマン」を公開した。開発業者のフランスDCNS社によると、同潜水艦は一般的な潜水艦が展開できない浅海で各種任務を遂行できる。カイマンの特殊な形により、水深15メートル未満の浅海でも作戦を遂行することが可能だ。カイマンは4つの操作可能な伸縮式包囲推進器により高い機動性を確保し、海底近くもしくは海面近くの場所でも安定状態を維持できる。
報道は、海上自衛隊の対潜水艦捕捉技術は、深海でも浅海でも世界屈指であり、中国の一般的な潜水艦が海上自衛隊の偵察をかいくぐり東中国海に入ることは困難だとした。しかしカイマンは、まるで中国向けにオーダーメイドしたかのようだ。その各種性能は中国沿海の特殊環境に適しており、中国軍就役に向けた現実的な意義を持つ。報道は、カイマンは三次元海図作製機器を搭載しており、中国の海洋観測艦が海底の地形を把握し、潜水艦の攻撃ルートおよび退却路を確定する上で役に立つと強調した。
報道は、フランスは中国と日本にカイマンを同時に売り出しているが、カイマンは中国の需要にいっそう合致するため、フランスの「邪心」が漂うとした。報道はまた、欧州全体が景気低迷に陥っており、ロシアが中国に対する武器輸出を減少していることから、欧州各国が中国に武器輸出する可能性があると指摘した。産経新聞はさらに、フランス等のEU各国は中国に対する武器輸出禁止令の解除を呼びかけており、「日本を気遣う配慮はまったくない」と不満を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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